【Story研修・特別版

「非言語コミュニケーション」の話題から(2015年5月3日投稿)

要らない服はどんどん捨てる…すると恩恵が  10 着のワードローブ(3)


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要らない服はどんどん捨てる…すると恩恵が 10 着のワードローブ(3)
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10着のワードローブを選ぶには、まずクローゼットの要らない服を捨てる必要がある。片づけ終わったときに は、クローゼットには10 着の服(と、その他のアイテム)しか下がっていないように、要らない服はごっそり 処分するのが肝心。余分な服を捨てたり、(目に付かない)場所にしまえば、効果は絶大で、ごまかしが利かなくなる。

思い切って70%の服を処分

われながらよくあそこまでやった、と感心してしまうほどだ。でも、1 着ずつチェックしていけば、それほど難しいことではなかった。持っている服を全部ベッドの上に広げて、ひとつずつ手に取って、いくつかの大事なチェック項目を確認することで、要らない服が捨てやすくなったのだ。

ワードローブ整理のためのチェック項目

*この服はまだ気に⼊っている︖

わたしの場合、気に⼊っているからというより、⾼いお⾦を出して買ったらか、もったいなくて捨てられないものが多かった。

*この服はちゃんと着ている︖

全然着ていない服がたくさんあった。なかには2年以上着ていない服も、何着もあった︕ そういう服はもう着ないとわかっていて、なぜかずっと捨てられなかったのだ。

*この服のサイズはまだぴったりで、ちゃんと似合っている︖

人は誰でも体重が増えたり減ったり、または子どもを産んだり歳を取ったりして、体型が変わっていく。自分のいまの体型から目を背けてはダメ。昔の⾃分や理想の⾃分ではなく、いまの⾃分の体型に似合う服を着ること。

*この服は、いまの私らしいといえる︖

この質問はとても効果的で、ほとんどの場合は明らかに「ノー」だった。20 代前半に買ったプラウスやスカートが、捨てられずに取ってあった。しまって、1 年以上思い出さなかったら、もう本当に要らない服だと納得できる。もしかしたら、最初の1 回で要らない服すべて処分するのはムリかもしれないけれど、それでも大丈夫。要らないと思うものを選んだら、圧縮式の収納ケースや衣装ケースにしまって、ほかの部屋やガレージに置いておこう。普段は目に触れないようにするのがコツ。

※参考⽂献︓『フランス⼈は 10 着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著/大和書房)